戦闘と作戦

戦闘システム

 ドラゴンクエストの戦闘システムは、今出ている他のゲームと比べると、覚えるのがものすごく簡単だ。完全にターン性でコマンドを入れるとそのターンの戦闘になり一回の行動を敵味方がやると、ターン終了となり再び味方のコマンド入力を求めてくる、いわゆるターン制である。

 ターン制だと臨機応変な態度ができないと思うかもしれない。しかし、そこに出てくるのが作戦とAIだ。ドラゴンクエストは4で、RPGで初めて人工知能(以下AI)を搭載したことで有名である。たかがAIと思うべからず。確かにドラクエ4で初めて搭載したAIは、お世辞にも使えると言ったものではなかった。(ドラクエ4の作戦によっては、戦闘中平気でキメラのつばさを使ってしまう。)しかし、回を重ねるごとにより賢くなり、マニュアルで操作させるよりもより適切な判断ができるようになるに至った。そして、今度のドラクエは、パーティー単位ではなくキャラクター個々の作戦を決めることが出来るようになった。もちろん、パーティー全体を同じ作戦にする事も可能だ。

作戦

 作戦には6種類ある。これをキャラ個々に設定できる。なお、“めいれいさせろ”とは、そのキャラをマニュアルで操作することが可能だ。

作戦

AIの性質・長所/短所

ガンガンいこうぜ

 残りHPやMPを気にすることなく特技、呪文を使い、とにかく敵にダメージを与えることを優先した作戦。

 破壊力は凄く戦闘も早く済むが、すぐにMPが無くなってしまう。

バッチリ頑張れ

(これまでのドラクエの“みんながんばれ”に相当)

 防御や、仲間のサポートを念頭に置きつつ、敵を攻撃する戦闘を行う。

 6つの作戦のうち、もっとも無難な作戦だが、逆を言うとこれと言った特徴に欠ける。

いのちだいじに

 仲間の安全を最優先にする作戦。

 特に、強い敵と戦うとき(ボス戦など)に有効だが、どうしても、攻撃がおろそかになってしまう。

じゅもんつかうな

 MPを消費させたくない戦闘をおこなう。ボス戦前でどうしてもMPを温存させたいときに使う。

 MPの消費量を極限まで減らすことができるが、ピンチになったときに対応が遅れることも。

おれにまかせろ

 主人公の動きをベースに周りのキャラがサポートする作戦。

 主人公の手となり足となり仲間が行動するが、主人公が奇妙な行動をとれば仲間もそれに合わせてしまう。

めいれいさせろ

(マニュアル操作)

 仲間ひとりに対して直接行動を指示することができる。とにかく、こう動いてくれなきゃ困るという人や、自分のペースを乱されるのが嫌いな人向け。

 細かくキャラを操作することが可能だが、臨機応変※な態度がとれない。

※ドラクエのAIは、ある意味反則的である。例えば、同一ターンの間に仲間がピンチになった場合、そのターンのうちにAIは、対処できる。

 

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