ドラゴンクエスト7の事始め

 最近から入った(というよりかプレステから入った)ゲーマーは、ドラクエと言う名前は知っていても、ファイナルファンタジーと比較すると、あまり当日に買う気が起きないと言うのがあるかもしれない。これは、無理もない。最後にドラゴンクエストシリーズ(本編)が出たのは1995年。まだ、スーパーファミコン全盛期。プレーステーションはおろか、ファイナルファンタジー7も出てなかった。それが、発売日の延期やなにやらで、もう既に5年の月日が流れているのである。(注:リメイク版、外伝は除く)したがって、ドラクエと言うゲームの名前は、よく知っていても、その内容はどんなものなのかは、知らない人の方が多いと思う。

 しかし、それでも雑誌の統計を見るとファイナルファンタジーと同じくらい期待されている事がわかる。冷静に考えてみよう。ファミコンや、スーファミからのゲーマーだけならともかく、今は、プレーステーションからのゲーマーもその統計の中にも入っているはずである。これは、何を意味するのか?これは、ファイナルファンタジー9への期待というのは、前作から引き続くものであるのであるが、ドラゴンクエストとなると、さっきも述べたように前作から5年も経っているのである。リメイク版も出ているとは言っても、プレーステーションでは、名前にドラゴンクエストだけを書いてあるソフトでさえ出ていない。

 つまり、ドラクエへの期待というものは、「次回作が楽しみ」と言った軽いものだけではなく、もっと切実に「とにかくやりたい」それだけである。この考え方の前には、発売日の延期と言う汚名なんてものを考える事自体、無意味であることを頭に入れておこう。(それだけで、ゲームをやらないなんて三流以下のすることであるし、ばかげている。)

 最近、ゲームソフトに強い期待が寄せられても、テレビのワイドショーとかにあまり取り上げられなくなった。これは、ゲームと言うものが当時よりも一般化したためだと思われる。この“一般化”とは、当時“おもちゃ”の延長として評価されていたものが、今では音楽CDや、DVDソフトと同等の評価を得るに至ったものによると思われる。(ドラクエ3の発売の時の取り上げられ様はすごく、一種の社会現象となった。)

 すでに、発売日まで1ヶ月を切っている。それまでに、ドラクエのことを語ろうじゃないか。

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